しゃ

しゃ
I
しゃ
(感)
人をあざけったり, ののしったりするときに発する語。

「~何事かあらん/浄瑠璃・最明寺殿」

II
しゃ
(接頭)
(1)名詞に付いて, 卑しめののしる意を表す。 しゃっ。

「~つら」「~首」

(2)動詞・形容詞・副詞などに付いて, 語勢を強めるのに用いる。

「~取る」「~まだるい」

III
しゃ【射】
弓をいること。 弓術。
IV
しゃ【斜】
ななめ。 はす。
~に構(カマ)・える
(1)剣道で, 刀を敵に対して斜(ナナ)めに構える。
(2)物事に正面から接するのでなく, ことさらずれた対応の仕方をする。

「~・えた態度」

(3)物事に対して十分に身構える。 改まった態度をとる。

「伴蔵は蚊帳の中に~・へて待て居る/怪談牡丹灯籠(円朝)」

V
しゃ【汝】
二人称。 おまえ。 なんじ。

「~が父なれど鶯は, 賤しき垣根に木伝ひて/宴曲集」

VI
しゃ【沙】
数の単位。 繊の一〇分の一。 すなわち一の一億分の一。 [塵劫記]
VII
しゃ【社】
※一※ (名)
(1)「会社」「新聞社」などの略。

「五時に~を出る」

(2)中国で, 原始集落における地縁的結合の象徴(石・樹木・封土(モリツチ)など)。 また, その祭祀(サイシ)を通じて形成された集落。 元代では五〇戸を単位とする勧農中心の村落自治体。
※二※ (接尾)
助数詞。 会社・神社など「社」の付くものを数えるのに用いる。

「二〇~を越す系列会社」

VIII
しゃ【紗】
生糸を用いた搦(カラ)み織りの一。 二本のたて糸がよこ糸一本ごとにからみ合う織物。 織り目が粗く, 薄くて軽い。 夏の衣服地とする。 うすぎぬ。 うすもの。 紗織り。
IX
しゃ【者】
〔「其者(ソレシヤ)」の略〕
その道の者。 玄人(クロウト), 特に芸者・遊女。

「客人(マロウド)この~の名を知らずは, 婦多川通とは言ふべからず/人情本・梅児誉美 3」

X
しゃ【赦】
国家・皇室に吉凶の大事があったとき, 特に囚人の罪をゆるしたこと。
大赦
特赦
XI
しゃ【車】
助数詞。 車両などを数えるのに用いる。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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